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まず結論
モールス学習の最初の壁は、「符号が頭に入らないこと」です。
このページでは、その入口を楽にするために、30秒の「ABCWの歌」で覚える学習法「じとつー法」を紹介します。
最初に聞くならこれ。歌って覚える入口です。
「見て・聞いて・口ずさむ」ことで、覚えにくいモールスを入口から軽くするのが、このページの狙いです。
今は検索でも埋もれがちですが、モールスを覚える方法として、もっと広く伝わってよい内容だと私は考えています。
とくにABCWの歌は、モールス通信が始まって以来の学習法の中でも、非常に実用性の高い方法だと強く感じています。
じとつー法は、アルファベットの読みの前半と、モールスの長短を表す「ト・ツー」を組み合わせて覚えるモールス学習法です。
たとえば A は「えツー」、B は「びートトト」、C は「しートツート」のように、文字の手がかりと符号のリズムを一緒に覚えます。
従来の合調法のように、意味を持つ単語や発音の混在に引っぱられにくく、初心者が最初に覚える入口として分かりやすい形を目指しています。
この方法の狙いは、最初の暗記の負担を軽くし、その後の打鍵や聞き取り練習に自然につなげることです。
| 学習の入口 | 特徴 |
|---|---|
| 丸暗記中心 | 最初の心理的負担が大きくなりやすい |
| 音感法中心 | 高速向きだが、初心者には入り口が難しいことがある |
| じとつー法 | 文字の手がかり+長短のリズム+歌で覚えやすくする |
※効果の感じ方には個人差がありますが、初心者が始める入口として有力だと考えています。
このページの入口はここです。
皆が知っているメロディーに、じとつー単語を乗せた学習動画です。
最初は意味を考えず、何度も聞いて、口ずさめるようにしてください。
歌えるようになると、アルファベット順の並びと、モールスの長短のリズムが一緒に頭へ入りやすくなります。ド忘れした時も、メロディーから脳内検索しやすいのが大きな利点です。
ABCWの歌♪ 音声だけで4回繰り返しています
自分に合わせた速度へ調整し何度もリピートして覚えて下さい。
いきなり全部やろうとすると続きません。まずは歌→読む→打つ→聞くの順が分かりやすいです。
なるほど、と感じたらスタートです。しかし新しい言葉を覚えるのですから、それなりに繰り返しは必要です。そこで役に立つのが、聞き慣れたメロディーに乗せたABCWの歌です。
まず、YouTube動画を参考に「ABCWの歌」を一人で歌えるように繰り返し歌ってください。できれば動画も目で追って、言葉と・-のイメージをつなげて脳に記憶させます。
正確に口ずさめるようになったら、アルファベットを見ながら、Aなら「えツー」、Cなら「しートツート」と、じとつーで読む練習をしてください。
次はアルファベットを見ながら電鍵を打つ練習です。最初はゆっくり丁寧に始め、スムーズに打てるようになったら徐々にスピードを上げてください。
間違えずに打てるようになったら、聞き取り練習も並行して始めてください。読む・打つ・聞くを段階的に積み上げる方が、初心者には進めやすいです。
聞き取り練習のおすすめは以下のサイトです。
サイトに入ったら、ゆっくりした速度から始めてください。文字を見ながら同時に打鍵するのも良い練習になります。
ゆっくりでいいので、聞こえた・-の音を、じとつー単語に当てはめて聞き取ります。聞き取りは個人差が大きいですが、焦らず丁寧に進めるのが大切です。
紙にアルファベットを書いたり、PCへ入力したりしながら進めると、聞き取り精度は上がりやすくなります。頭の中で思うだけではなく、正確に確定させる訓練が重要です。
ここは単なる理屈だけでなく、実際に試して感じた部分です。
私は以前、一般的な合調法でかなり長く練習しましたが、聞き取り速度が上がるほど頭の中の変換作業が重くなり、実用として厳しさを感じました。
その後、最初からやり直すつもりで「じとつー法」を作り、繰り返し試してきました。すると、最初の暗記だけでなく、聞き取りの時にも文字の手がかりと長短の余韻が残る感覚があり、以前より取りやすいと感じるようになりました。
私はABCWの歌について、モールス学習法の中でもかなり優れた方法だと本気で感じています。少なくとも、覚え始めの入口を軽くするという意味では、非常に大きな価値があると思っています。
※ここは開発者個人の体験・所感を含みます。万人に同じ結果を保証するものではありません。
1WPM = 5文字/分
100文字/分で20WPMです。20WPMは、実用に向けたひとつの山です。
ゆっくりでも明確に聞き取れるようになったら、徐々に速度を上げて耳と頭を慣らしてください。10WPM位で聞けるようになれば、その先の20WPMも現実的な目標になります。
20WPMで100%近く取れるようになると、その少し上の速度でも意外と聞き取れる感覚が出てきます。ここまで来ると、じとつーの語感と音感が混ざりながら処理できるようになる場合があります。
数字は規則性があるので、・-を頭で直接覚え、練習帳などで鍛えるのが基本です。どうしても連続する短点や長点が分かりにくい方は、数字側にもじとつー的な補助を使う考え方があります。
最初のうちはアルファベット+3記号と、数字は別々に練習し、慣れたら合わせていくのがよいです。
ここまでマスターすれば、基本的な交信の「599BK」はかなり現実的になります。
発案からしばらく経って、20WPMはかなり安定して聞き取れるようになってきました。さらに23~25WPMでも、コールサインならかなりの割合で取れる感覚があります。
この段階になると、最初はじとつーで処理していても、後半は音感に寄った聞き方が混ざってきます。つまり、じとつー法は音感法の補助輪のような役割も果たしているのではないか、と感じています。
とくに、Cなら「Cトツート」のように、最初で文字が入り、後半のトツートが無意識の確認材料として残るのが大きいと感じます。これは、聞き取り中に「今のCだったかな?」と不安になった時に助けになる感覚です。
逆に失敗の原因として多いのは、雑念や、以前に覚えた別の合調法の言葉が割り込んでくることです。その意味でも、最初からじとつー法で入った方が無駄が少ないと私は考えています。
もちろん、最初から純粋な音感で覚えられる方には不要かもしれません。しかし、そうでない多くの人にとっては、かなり実用的な入口になる可能性があります。
弾き語りで「ABCWの歌♪」を歌うと、あっという間に覚えやすくなります。
モールス符号の学習にはさまざまな方法がありますが、大きく分けると「合調法」と「音感法」の2つのアプローチが存在します。それぞれに長所と短所があり、多くの学習者はどちらかで行き詰まりを感じることがあります。
そこで、合調法の入りやすさと、音感法へつながる可能性の両方を狙って考えたのが「じとつー法」です。
合調法は初心者には取り組みやすい一方で、高速化したときに頭の中の変換が重くなることがあります。音感法は高速向きですが、最初の入口で挫折しやすいことがあります。
じとつー法は、最初は文字の手がかりで入り、後半のト・ツーで長短も保持するため、初心者が入りやすく、その後の聞き取りにもつなげやすい形を狙っています。
モールスを覚える方法として、じとつー法はかなり画期的な入口になり得ると私は考えています。興味を持たれた方は、ぜひ一度ABCWの歌を聞いて、口ずさみながら試してみてください。
もしかすると、和文も「じとつー法」で簡単にマスターできるかもしれません。まずは欧文までの習得を優先し、その先で必要なら和文へ広げる流れが現実的です。
和文は文字数が多く、音感だけで覚えるには引き出しのきっかけが少ないため、最初の部分をインデックスとして使う「じとつー法」は和文でも有効な可能性があります。
希望する方が多ければ、読み上げ動画などの発展も考えられます。
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じとつー法発案ページ
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