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 1,000円ボート! 2008/10/7


 このボート売ります! 売れました。

ヤフーオークションで僅か1,000円で落札してしまった、荷台に使う目的のローボート。
あまりに軽いので、2馬力船外機を付けたら早いのではないかと思い、思わず改造し、走らせました!


 2馬力ボートは遅いのが常識。しかし、欲も出ます。

結果
船体重量:29kg エンジン重量:13kg 荷物+体重90kg 合計重量:132kg
最高速度:14.1km (秋ヶ瀬ダム上流 登り13.2km 下り15km)

毎度の秋ヶ瀬でテストしました。

 最高速14.1kmの引き波

もう一艘の「つりっこ太郎」では最高時速9km程度で、本当にのんびり走った感じですが、このボートは風を切って走るようで感激です。
これだけスピードが出れば十分に満足です。
ただ、あまりにも軽いせいでしょうか?走り出すと思いっきり船首が上がってしまう為、前の方に乗って船首を下げるようバランスする必要があります。
予想されていた事なので、船外機の取手を延長している為、前の方に乗る事が出来ます。

しかし、横向いて乗るのは辛いですね。
早さを確認したら釣りもせずに終了!



では、改造工程を

船尾にエンジンマウントを付ける為
切り込みを行う。
切り込み エンジンマウント
2×8材から切り出し
取り付けた姿 前から
ちょっと船体の剛性がないので一考・・・
船体の深さが少ない為
エンジンが高い位置になる


FRP加工
やりたくなかったのですが、一部補修の必要があり粉粉作業を行いました。

 ここの部分は直す必要があるので。

樹脂と硬化剤とアセトン、マットとクロス
ホームセンタで購入です。
便利な時代です。結構安かった!
角に、マウントの切り込みで出た破片で
ある程度の形を作りガムテープで
裏から固定
FRPを流します。コツとして、
樹脂に細かく切ったマットの破片を混ぜ
粘度を出し流れないように盛ります
完全硬化する前の柔らかい内に整形します 裏からも樹脂を流します できあがり!
気が向いたら塗装します。


運搬
軽いのですが、キャリアがない為、それと、つりっこ太郎を降ろすのが面倒なので、親亀の背中に子亀をのせて出発!

マウントの剛性を出す為
スタビライザー装着!
・・・っていっても垂木を付けただけ(^_^;)
これでも雲泥の差ですよ! 親亀の背中に子亀をのせて・・・
出発!
アイドリングで時速6km
写真の状態は9km時
全開にすると早いですね!
引き波がとても綺麗です。
最高速14.1km
帰りは雨の心配があるので
積み方を替えてみました。

と言う事で、この1,000円ボートは、とっても早く快適に走りました。
しかし、ボートが小さい為、船内移動すると重心が大きくかわり不安定です。
そのために、ポジション替えしにくく船外機の操作がとても不自由です。
気軽な釣りに使用するなら十分ですが、船外機の操作性を嫌う私としては前向きのステアリングを付けるか?ってかんじですが、元々荷台代わりに買ったボートなので、ここまでとしようかと思います。
秋ヶ瀬ダム下流から海へ向かうには、ちょっと厳しいボートです。
元々手漕ぎボートですので時速10km以下でのんびり乗るには良いのですが、とばすボートではありませんね!
サイドフローターを付けたら良いかも。

とか言いながら、あれこれあると使うことが無いので売ってしまいました。おしまい!


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