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再開ってわけでもないのですが、天文関係の近況を交えて・・・
久しぶりに観望気を書きます
2011年1月29日 上野原観望
今年初の観望会兼新年会を、一番多く御一緒する方々で行いました。
場所は、山梨県上野原。大野ダム近所の丘の上で、Y.KATOさんの知人私有地です。
談合坂サービスエリアとダムの中間ぐらいに位置しています。
東方面は東京の光害が大きく、上空の水蒸気が多い時は銀河関係はアウトですが、冬場の乾いた空では冬の天の川が十分に確認出来ます。
参加者は、私、Y.KATOさん、pgyさん。
そしてゲストに某テレビ局の制作、岡田さんです。
岡田さんは、ある番組のコーナーに15分ぐらいで私の企画を行いたいと昨年からコンタクトを取られていて、双眼による天文趣味をどう表現するか検討中です。
その為に、今回の観望会では、兎にも角にも双眼望遠鏡で見る宇宙はどのようなものかを、体験して頂くのが目的です。
それと新年会を兼ね、少人数で深く美味しく?体験して頂けるよう準備しました。
準備されたのは
・焼肉
・牡蠣・たら・白子鍋
・勿論お酒
そして、宿泊はY.KATOさんのモーターホーム+地デジ放送のサッカー決勝戦!
新年会を兼ねていたので、夢の世界だった事でしょう。
更に、天文関係は、33ツインでの銀河めぐり。
解説は、近頃めきめき博識になるY.KATOさんです。
最近はかなり高度な天文の話をいきなり振ってくるので、結構「ドキッ!」て、させられます。(^_^;)
当日、現地到着は20:30ごろ。
既に待ちわびていたY.KATOさんとpgyさんは、先に焼き鳥で寒さをしのぎつつ、鍋の用意を終わらせていました。
私は、岡田さんを乗せて、武蔵村山で機材を積み、近くのジャスコ食品売り場で、生食用のカキ、黒毛和牛カルビ、刺身、フルーツなど揃えます。
若干遅くなったので急いで到着させます。
先ずは、たらふく御馳走新年会です。
岡田さんは、実はかなりお若かいながらも色々な体験などあり、これまた摘まみとさせていただきながら、たき火を囲んで焼酎のお湯割りと焼肉で盛り上がります。
気温はマイナスになりつつあります。
11時からはサッカーですが、その前に、セットされた皆さんの機材でM31などを見て頂きます。
サッカーが始まる前に、モーターホームへ移り、お鍋を始めます。
運転席にある外気温度計が−2.2度を指しています。
宴が盛り上がり、そのまま試合が始まり新年会は進んでいきます。
本当に贅沢なおっさんたちでスミマセン。
中盤で私は望遠鏡のセットを行い、延長選から自分の車で見ます。
モーターホームでは、Y.KATOさんは夢の世界へ、で、突然テレビ用のバッテリーが上がってしまったようで岡田氏も出てきて、私の車のテレビの立ち観となりました。
素晴らしいボレーシュートも見たし、無事優勝で、春の銀河団が天頂に近付いてきたので、いよいよ観望に移ります。
しかし、気温は−5度。
岡田氏は、ちょっと軽装なので、モーターホームと望遠鏡を忙しく行き来してもらう事とします。
眼鏡使用で視力ががちゃ目なのですが、33ツインを裸眼で見れるようにセットし、私の方でメジャーな天体を導入します。
そうそう、M42が山陰で見れなくなる前に、ちょっと前にそれだけは先にお見せしました。
私も久々のM51なのですが、大変見事にぐるぐる巻いています。
初めて見る岡田氏には2つのもやもや位にしか見えてはいないかと思いますが、上野原にしては上々の見え具合です。
本来ここで倍率をぐっと上げて楽しみたいのですが、岡田氏の再セッティングは手間がかかるので諦めます。
ほかもその流れで、北斗七星周辺の銀河から乙女周辺のM系銀河を楽しんでもらいます。
更に、テレコンビのなども間に入れ、結構リアルに楽しめたかと思います。
しかし、時より声の震えが大きくなって来たようで、まだ沢山ある銀河より、モーターホームの中の、豆炭アンカでホカホカのベットをお勧めしました。(^_^)
その後は、pgyさんと、いつものようにお話ししながらぼちぼち観望です。
最後は温かいラーメン&ライスで締めくくり、それぞれ車に潜り込み終了。
翌朝は、岡田氏が昼ごろ渋谷で仕事だそうで僅か5分で行ける最寄りの駅、中央本線四方津駅まで送り、戻ります。
こんな駅近で、天の川の見れる所は関東ではなかなかありません。
素晴らしい観望地です。
pgyさんが、大量のキャンプ用品を並べていましたので、お片付けの間、天気がとても良いので、Y.KATOさんと周辺を散策します。
近くの丘の上など見て回ると700mの山歩き。
運動不足の私としては数ヶ月分の運動量に匹敵するのでは・・・。
そんな感じで、大変ゴージャスな新年観望会でした。
次回は裾野に良い場所があるそうなのでそちらを計画しています。
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