アトム双眼装置をばらして構造を確認しました。

ほんの一部を除いて「ビノビュー」でした。

先日、オークションで手に入れた「アトム双眼装置」、以前からビノビューと同じものだと考えていました。
出品者のコメントにもジャンク扱いで研究に使って下さいとの事でしたので、ばらしてみました。

一応、月などを見てみたところ、迷光が多いもののプリズム自体は「ビノビュー」とあまり変らないようです。
平行軸が完全に狂っているのと中に埃が入っていますので、オーバーホールを兼ねばらす事としました。

プリズムの固定方法は「ビノビュー」と同じですが、固定糊が付いていません。それで光軸が狂ったのでしょうか?おそらく前所有者が再調整した後がうかがえます。
とりあえず8割までバラしましたので写真をご覧下さい。

☆下の方にバレルを載せました。

ビノビューとアトムを比較しておきました。(同じ物ですね!)

  

 

プリズムとビームスプリッターは一体の物です。
ビームスプリッター側のスリーブは平行面ガラスが、プリズムの距離分入っています。
  

プリズムの固定ネジを見てください。
片側が凸になっており、もう一つが平面になっています。これが2組でプリズムを支えます。
お解かりの様に軸調整の為に工夫されています。

  回転部分インナーストッパー

 中の構造が知りたい方は、情報料500円別途になります。(冗談!)



光軸調整のヒント!!
 こんな原理で、ジグを考えています。


そして、タッパーに入れられ・・・、
  眠りにつきました・・・。(いつまでだ!)

ビノビュー用バレル色々!
アタッチメントは色々な可能性を開いてくれます。
市販品を活用して、安上がり?
 
左から、純正Tネジ→アメリカン フィルターネジが付かない位一杯まで内径を広げてあります。
2番目、笠井のTネジ→アメリカンバレル フィルターネジが付いているので便利!右写真のように直接バローレンズをねじ込む事も出来ます。このパターンは良く使います。
3番目、やはり笠井で、Tネジ→2インチ内ネジ→2インチバレル。このパターンは2インチバローを付けたり2インチフィルターを付けたり大助かりです。重量にも十分耐え切れるので安心です。
4番目、2インチバレルにTネジが付いています。これは割り出し一体式の物で、以前ジャンクで手に入れました。

 上の3番目のパターンです。

 フィルターを付けた状態です。

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