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ミードSW24.5で 20倍 実視界3.35°瞳径5mm の双眼リッチフィールドが楽しめます。
2003/2/1
2005/2/12 ちょっと更新
「国際光器 マゼラン100Sの改造」
今月、8日よりスバル望遠鏡を訪れる事になった。
当初、あてにしていたH大学教授が、生憎帰国してしまう為施設の見学が厳しい雲行きです。
夜半までの月も気になる暦です。
せっかく南十字星の見える島へ行くので深夜南天を楽しめる物が欲しく、携帯可能なそこそこの口径の双眼鏡を準備する事にしました。
土曜日国際光器へ電話したところどうやら土曜は休みのようで留守電でした。せっかちになっていた私は即、ネットの個人売買に書き込んだ所「マゼラン100s+経緯台セット」を2/3の価格で手に入れました。
早速、改造に取り掛かります。
鏡筒を60mmカットです。アメリカンサイズの「天頂プリズム」と「ビノビュー」でピントが出る筈です。
↓ 安い中国製は瞬間に改造されてしまいます(^_^;)。
サァッテと、これからスラルーフで「ファーストライト」です。
早速、ビノビューでテスト。
あと一寸でピントが出ません。
仕方が無いので+14mm鏡筒を短くしました。
↓
↓接眼アダプター変更。
今度こそOKの筈です。
鏡筒は合計75mm短くなりました。
ドローチュ−ブで蹴られが出なければ良いのですが・・・。
内面反射が強そうなので内側に植毛紙を貼った方が良さそうです。
2月2日
あらためて、テスト!
ピントは出ました。しかし・・・
やはりかなり口径を蹴られているようです。ピントもギリギリ。
ビノビュー自体の光路長は公称値より長いのではないでしょうか?約75mm+60mm=135mm???
仕上げ!
ピントに余裕を持たせる為と、「ビノビュー」の重さで天頂プリズムが回転し無いように「2インチ→アメリカンアダプター」を改造しました。薄型を選択、固定ネジを埋め込み型にして2本に増やしました。
問題はドローチューブの蹴られです。
ドローチューブを60mmカットしました。口径の蹴られ自体は無くなった筈ですが、広角で使うので周辺減光が出るはずです。
しかし、この接眼部では限界なのでこの辺で諦めます。
遮光紙で鏡筒内の明るさは減りました。つや消し塗料で細かいところも塗りたいのですが手元にありません。そのうち完璧にしたいと思いますが、今のままでも十分でしょう。
こんな感じです。
やれやれ、今度こそOKの筈です。
短焦点は結構手間の掛かるものですね。
今日は曇りなので明日辺りのぞいて見ますか・・・。
そうそうKー1経緯台がセットになっています。
この経緯台はなかなか良く出来ていて良いですね!
ただ値段のわりとでも言うのでしょうか?もうちょっとで合格なのですが・・・。
横方向は非常に使いやすいです。
問題は縦!
見た通り微動は付いていますが、横方向みたいにフリークランプがついていません。「なぜ?」
しかもナットでフリクションコントロールをするなんて訳がわかりません。
フリーにするのにコストが掛かるのなら手締めで噛み合わせを付け数段階分けでも良いと思うところです。元々微動が付いているのでそれでもカバーできるでしょう。
非常に安価で軽量で良いのですが、この今一のところが解決されないと評価の対象外だと思います。
さて、この部分をどういじりましょうか・・・。
インプレ
2月4日栃本広場にて
はっきり言いましてこの値段にしては上出来ではないかと思います。
SW-24.5 星像は問題無し。ニート彗星C/2002v1の長い尾まで良く見えました。M31は暗黒帯まではっきり見えます。
低倍率のR・Fは無難にこなす事が解りました。倍率を上げると所詮102mmで銀河は辛いです。
83倍で木星は多少色は出ますが、コントラストは十分でした。
問題は一点のみ。やはり経緯台の仰角調整はダメでした。本来は双眼装置無しで使用するのが前提でしょうから良いのかもしれませんが、重心バランスだけでコントロールするのは無理です。何か考えてみたいと思います。
簡単に考えた結果、お蔵入りとなりました。
2005/2/
しかし、その後復活!
良い架台が課題で、ビクセンHF経緯台を購入しました。
ちょっと前後バランスが悪いのですが、フリクションコントロールが出来るので問題なく使えています。
改めて自宅観望してみると口径があるのでなかなか良い空を見せてくれます。
架台がよく無いと、望遠鏡がよくても稼働率が落ちます。
望遠鏡の場合、架台は大事ですね!
下手な口径のある双眼鏡よりよく見えて楽しいですね!!
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