双眼望遠鏡HOME > ・特注:双眼装置用等倍レンズ 2015/1/20


・特注:双眼装置用等倍レンズ



メーカー(池田)さんからメールが来た

進捗 

本家ユーザーレポート
(池田さんサイト)

星像確認するので、あと1週間程度で納品できますとのこと



\(^o^)/

2015/1/29 等倍リレーレンズ、ファースト・レポート 

2015/2/20 テスト観望 

2015/8/10 オレゴン・スター・パーティー 

2015/9/13 ミッション失敗! 





2015/1/24 いよいよ一般向け販売です

一般のお客様向け頒布を開始します

とのことです

双眼望遠鏡の敷居が、もの凄く、またぎ易くなります



これぞ、双眼装置革命

私は、もうじき  貴方も、その次 (^O^)

個人頒布なので、欲しい人は急がないと

早いもの順になるのは仕方がないでしょう




お・た・の・し・み・!


2015/1/27 届きました

本日いよいよ手元に届きました
大変うれしい!!!

丁寧に、双眼装置まで収納されたケース入りです



今日は低気圧が通過したので、夜は良い空になりそう!
事務所前でテストします

何故か?夕方から雨
天気予報を見ると、夜半から晴れ

しかし、夜半も雨だが粘る
一瞬の低空の雲の間から、☆ 2個確認
ピントOK

視野は等倍よりわずかにマイナスっぽい(微妙に視野が広くなる感じ)
やけにフラットな視野を確認!
星像も確り、色も無しですっきり とてもイイ!

その後、ずーっと雨でテストは其処まで 僅か数秒で終了

で、続きは翌日に期待・・・


2015/1/29 等倍リレーレンズ、ファースト・レポート

翌日(昨夜になります)は快晴です
テスト環境は光害が凄い望遠鏡保管場所、武蔵村山会社前です

こんな感じ ↓


正面15mにある街灯の光が直接当たります
しかし、空自体はなんとか4等星以上が見えます


テストは、手持ちの2本あるアイピースを使用し短時間ですがピント確認です
写真のドーローチューブの余裕を確認ください


使用アイピースは以下のものです ↓



ミード SW24.5mm 67°
ビクセン LVW22mm 65°
ミード UW8.8mm 84°


他に普段は使いませんが、ピント確認の為笠井HC Or12mmも試します

ワイドタイプはスマイスレンズが入っているのでピントには余裕がありますが、単純な構成の物は焦点距離のゆとりが無いので、Orの試すわけです
で、最短距離の結果は先に書きます

HC Or12mmだと、ゼロmmで余裕ゼロでした
オルソ6mmだと-6mmかな?
多分、もっと短焦点だとピントが出ないと思います
池田リレーのレンズは調整代がありあと10mm位は引き出せるので問題は無いと思います

実際に短焦点を使用し高倍率にする時は、バロー+双眼装置を考えています
一度取り付けてしまえば、脱着はバレル取り付けの42mネジを回せば等倍リレーは簡単に取れます
なので問題がありませんでした
唯一、今後の改良があるとすればリレーの接続側のスリーブとエンドのストッパーツバが被ってます
なくした方が良いのですが、ストッパーは必要、難しい所です
無ければ、42mmが回し易くなりますが、ドローチューブへの差し込み過ぎで双眼装置本体が当たるので、両者の取り合い問題です



実際に低倍率で双眼装置を使用するシーンでは、短焦点の狭視野アイピースは使用しません
今回のテストでは、ピントが出るか?が主たるテーマです
そういった意味では、他のアイピースは全て問題無しなので、結論は全てOKです


まず、ミード SW24.5mmです


無限遠で1cm弱ですので近視でも大丈夫でしょう
普通に双眼装置が使えているのが、とても不思議です (^O^)



手持ちコリメートでとってみました
先日購入したソニーのサイバーショットは凄く写ルンです!
双眼装置の片側で星雲が十分写っています

不思議なのは、このアイピースは単焦点鏡筒は苦手で、本来周辺視界がボロボロなのですが、この双眼装置を使うと周辺の端っこまでピンとぴったり!
前群の凹レンズが影響しているのでしょうか?
以前、ドブソニアンに焦点縮めて双眼装置直視の時とは比べられないほどの綺麗な周辺像です

星野を流してみると、引き締まった星像が高級双眼鏡の視野のようです
星々の色の違いも67°の視野にダイナミックです
まさかのSW24.5mmが常用アイピースになりそうです(^^ゞ


次に、ビクセン LVW22mmです



文句なし!

月も出ていたので入れてみますと、見事にすべて入っています
色収差もなく、気持ち良い月見です



勿論、月以外も素晴らしい!

本当に、リレーレンズが入っているとは思えないで中倍率までは
「直付けと同レベル以上の像」と云い切れそうです

元々の、双眼装置直付け愛用の私としては、無改造で双眼装置が使えること自体がショック!
もっと早くに出現して欲しかったです (ノД`)・゜・。



最後はミード UW8.8mm



こちらも十分に余裕のあるピント位置です
視野も文句なし
ただ双眼装置には重いアイピースは使いずらい感じです
周辺像が改善されているようなリレーレンズですので、安物の超広角でもちょっと夢が持てます (^^)



明るい星を拡大すると、どうしても双眼装置のプリズムの影響が出てきます
スパイダーが二重に影響しています
屈折なら問題なさそうです、と云いますか、現状眼視では影響ありません
写真の上での話で、本来関係ない事です

ちなみに、屈折用のアダプターも作って頂いてあるのですが、暫くは屈折を使用する予定はありません m(__)m

屈折は惑星用にしているので、双眼装置はバローを使って高倍率利用です
夏ぐらいには、経緯台に乗せて、池田リレーでシャープな夏の天の川を流してみたいとも思います
それまで待ってくださいね


この写真のピント位置は、150m先の高圧塔にピントを合わせた位置です


確認して頂きたいのは、ドローチューブ先です
リレー本体の長さが意外に長そうに見えますが、ドローチューブより1センチぐらい内側で飛び出しはありません
光路影響は皆無です

今回テストの総論として、

「双眼装置が等倍で、望遠鏡無改造で使えちゃった!」

これに尽きます!!

長年の双眼狂達の願いが叶ってしまいました!

双眼装置の研究者?の端くれとして云わしていただきますと、このリレーは理論的には分かっていたことです
しかし、それを実行するには、「正確な設計とレンズの調達」、それは、私たち素人には不可能なことです

その道のプロが、レンズ屈折のシミュレーションをするソフトを用意(開発)し、その結果に近似したレンズを調達する
それを適切に配置したハードを構築する

それだけのことですが、それは大変困難なことなのです
出来上がったものを、まねて作ることはそれほど大変ではないでしょうが、初めて形にするのは発明以上に大変なことです

実用新案位は申請していると思いますが、目的に合わせた創作設計ですので、製品自体に著作権が発生していると思います
双眼装置の製造・販売元と提携されたら更なる双眼普及が見込めるのではないでしょうか

何れにせよ、様々な実験・製作を地道に行ってきた池田さんだから出来たことです
敬意と感謝を贈りたいと思います



さて、大勢の双眼狂達が夢見て達成できなかった「双眼装置用等倍レンズ」が、完璧な形で世に出た訳です

改めて申します
  これは、
ただ事ではありません!

例えば30インチドブソニアンも、無改造で、そのまま双眼望遠鏡になります
例えば、大口径アポクロマート望遠鏡がそのまま双眼望遠鏡になります
例えば、小口径屈折望遠鏡がそのまま双眼鏡になります
すべて、低倍率双眼鏡です


接眼部のスタンダートになることを予言できるでしょう

今回、私の場合、目幅の関係から高級な双眼装置での等倍化を行いました
それに合わせ、最高品質のレンズの組み合わせを行っています
それにより、素晴らしい見え味の結果が表れました

かと言って、廉価版の双眼装置でもその分光路体積も少なく、大変良い結果が生まれているようです


という訳で、これからの双眼狂達には、涎状況の新たな選択が始まりました

久々の、
革命的なアタッチメントです

まずは触れてみたら如何でしょうか?




今後は、暗い観望地でのテストへ移ります

前もって予定した時には公表しますので、望遠鏡を持ち寄って色々な筒で試してみましょうか?

楽しみですね! \(^o^)/



2015/2/20 テスト観望

明日、2/21(土)夕方から夜半まで神奈川県相模原市 相模川河川敷(高田橋下流付近駐車場)でビールを飲みながらのんびりテスト観望を行う予定です

今回のテストも、ホワイティードブ300に、ビノビュー低倍率観望のみです
空も、暗くはないロケーションですが、冬場の澄んだ空で取りあえずテストです

風邪気味で、辛い山中は諦めました

Y.kato さん他でのんびりキャンプ状態ですので興味のある方は、急な話ですが、メールいただければ観望場所等詳細をお知らせいたします


残念ながら、夜になると雲が広がりテスト不能でした
また改めます



2015/8/10 オレゴン・スター・パーティー

星気違いと云いますか、望遠鏡気違いと云いますか、双望会仲間と云いますか、通称 四国のY氏が、遠くアメリカのオレゴン州の星祭にお出かけとのことです
向こうの星祭は、うん百人のすげー規模だそうです

で、行きがけに、こちら(東京)へ遊びに寄りました

どうせ、アメリカまで遊びに行くのなら、日本の双眼狂ウイルスをまき散らす義務があるのでは?という事で、武器を授けました (^^ゞ

そうなんです、池田等倍リレーとビノビューとアイピースを持って渡米をお願いしました

口径1mのドブソニアンに等倍双眼装置を挿入し、さぁて、どんな事に成るのやら、 お帰りが楽しみです


本日夕刻、成田発のフライトだそうです

行ってらっしゃい! お気をつけて \(^o^)/


尚、”オレゴン・スター・パーティー”でググれば、現地のutoさんとY氏のブログが直ぐ出てきますので様子を見て下さいね!



2015/9/13 ミッション失敗!

待望の「口径1Mのドブソニアンを双眼で見る」というスーパーミッションに失敗したY氏より、その半分の口径で、お茶を濁したレポートが届きました!

 ↓↓↓

 50cmで等倍延長レンズをテストする

 お楽しみください (^_^)/



つづく


ページトップへ





双眼望遠鏡HOME > ・特注:双眼装置用等倍レンズ